今朝の「モーニングショー」では、
ノーベル賞を受賞した本庶佑氏が
コロナ対策についてこう表現していた。
「戦争は長期戦だが、持久戦では勝てない。
先手必勝」
まったく意味が通じない。
長期戦なのに持久戦ではない?
先手必勝でいく(つまり最初から全力で勝ちにいく)なら、
短期決戦ではないか。
語義矛盾。
そもそも「戦争だ」というのなら、
何をもって「勝利」とするのかを
明確にしなければならない。
医療崩壊と死亡者の増加と経済崩壊を防ぐ。
これがいまの日本人にとって目指すべき「勝利」では?
で、この一文を見てもらえればわかるけれども、
「防ぐ」ことが最大の眼目なのだ。
要するに防衛、守備!!!!
本庶氏自身だって、「感染対策には限界があり、
いくら一生懸命やっても絶対ゼロにはならない」
「長く、繰り返し、出てくる」と
言っているではないか。
そんなとき先手必勝とばかりに総攻撃に出るなんて、
自殺行為でしょうが。
敵を制圧できないことがわかっているなら、
いかにこちらのダメージを少なくしつつ、
敵の脅威から逃れるかを考えなければ、
作戦などとは言えないはずだ。
どうも日本人は「戦争」というと
いまだに攻撃のことしか考えられないらしい。
少しは歴史から学べ!!!
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